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旧 なんかのたまご

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独身3人男のおかしな生活 - 神はすべてをつくりたもうたスペシャル

わたしと、ジェイムズ・ヘリオットの本との出会いはもうはるか昔のことです。

たぶん高校ぐらい。動物にさほど興味がなかったはずのわたしが

『ヨークシャーの田舎に住む心優しい獣医さんのお話』

みたいに紹介されている本をなぜ手に取ったのか、いまでも不思議でなりません。でも、この本は20年以上の時が経っているにもかかわらずわたしの元から離れたことがなくて、読まないけれども捨てる気はない本、としてずーっと段ボールの底に眠っていました。

で、なにかの拍子にこの本を思い出して

「タイトルわかんねぇ!なんだっけ!なんか、こう、豚の子宮脱を頑張って押し込んで腕が限界まで痛くなってヘトヘトなところで最後になんとかなる話が載ってる本だよ!誰か知らないかなー?」みたいなことをTwitterで何度か叫びましたが、こんなあやふやなエピソードだけ聞かされてもわかるひとがいるはずもなく、自力で見つけるまでにずいぶん長い年月がかかりましたよ~。

Dr.ヘリオットのおかしな体験、という邦題の文庫でした。

【過去記事】
Dr.ヘリオットのおかしな体験 All things wise and wonderful. - なんかのたまご 2013/03/18 Mon. 22:57

Dr.ヘリオットのおかしな体験 (集英社文庫)
by カエレバ


この本以外にもヘリオット先生が獣医学校にいる時代の話や、第二次世界大戦が終わりヨークシャーに戻ってきたヘリオット先生がふたたび動物たちや農夫たちと触れ合い、おもしろおかしいことや切ないこと、同僚とのさまざまな出来事などが綴られているシリーズがあるらしくて、それらは買うだけ買って積ん読中です。

YouTubeには、イギリスでドラマ化、映画化された作品がアップされているのですが、コメントを読むとほんとうに愛されている作品なのだなと思いました。ただ、日本語字幕つきのものがないので、そこが残念!昨日YouTubeの映画を見ましたが、部分的にしかなんて言っているかわからない、仮に聞き取れた としても、ものすごいヨークシャー訛りで話すらしいので英語話者の方でもちょっと聞き取りづらいのだそうです。



All Creatures Great & Small 1983 Special The Lord God Made Them All 1 - YouTube
(神はすべてをつくりたもうたスペシャル)


Black Face Sheep's Website HOME というサイトを作っていらっしゃる方がジェイムズ・ヘリオット氏について詳しいのでひと通り読みました。素晴らしく詳しいので感動しました。

ジェームズ・ヘリオット先生は、イングランド北部の北ヨークシャーのサースク(Thirsk)に住んでいた獣医さんです。
彼はこの豊かな自然に囲まれたヨークシャー地方を舞台にして、1930年代から50年代にかけての古きよき時代のおかしな出来事、愛すべき動物たち、素朴な人々との交流を、ユーモアと感動に満ちた暖かいタッチの物語に描き出しました。

「ジェームズ・ヘリオット」というのは実はペンネームで、本名はジェームズ・アルフレッド・ワイトと言います。

James Herriot より引用



この方のホームページのおかげで、ヘリオット先生シリーズの原題が、聖歌からとったものだということを知りました。

それはこういうものでした。

All things bright and beautiful,
All creatures great and small,
All things wise and wonderful,
The Lord God made them all.

All Things Bright and Beautiful - Wikipedia, the free encyclopedia より引用



わたしが手に馴染むほど読んで、朗読までしているのは、All things wise and wonderfulという原題の『Dr.ヘリオットのおかしな体験』です。第二次世界大戦がはじまり、新婚生活を満喫していたヘリオット先生は空軍に入ります。その、軍での生活の描写はわずかに導入部に出てくるだけのことが多く、基本的には獣医をしていたころの面白おかしいエピソード中心。

以前にも書いた気がしますが、これがまた笑える&泣けるんですよ。

しかも笑った数分後に涙がツーっと頬を伝う、みたいなことになるので、外で読むには向かないですね。この本を発見したころ、夫の目の前でこれを読んで「きゃはははは!」と笑った数分後に「ブロッサム……」などと呟きながら涙をボロボロこぼしていたら「おまえ、だいじょうぶか?」という目で見られましたので、一人の時に読むことにしています。


2014-04-23 14.07.47
だいじょうぶじゃねーよ感動しまくりだよ!


そして昨晩おおおおっ!と一人で盛り上がっていたのが、登場人物のネーミングについてです。

ヘリオット先生をさらに知るための参考書というコンテンツに、

ALL THINGS HERRIOT - HIS PEACEABLE KINGDOM (Sanford Sternlicht, 1995)

アメリカのシラキューズ大学出版部から刊行された、サンフォード・スターンリヒト氏による、「ヘリオットワールド」の研究本です。

「なぜシーグフリードとトリスタンは、ドイツ的な名前をつけられたのか?」など、ヘリオット先生の各作品の文学的研究や考察に満ちた本です。

James Herriot より引用



えーーそんな研究本まであるのー!!でも英語じゃーん!(誰か訳して出版!出版!)

このシーグフリード・ファーノン先生のモデルになった人物は、ドナルド・シンクレアという名前らしいのです。

たしかに、イギリス人なのにシーグフリード?トリスタン?とふと疑問に思った瞬間があったのですがあまり気にしていませんでした。そういうものなのかなーと。

シーグフリードとトリスタンは兄弟です。『Dr.ヘリオットのおかしな体験』ではシーグフリードがヘリオット先生の雇い主であり、独身時代に住んでいたスケルデイル館という家で独身男3人が暮らしている若い獣医時代のことを回想する形で彼らが登場します。

この独身3人男のエピソードは何度か出てきますが、ものすごく面白いのです。


2014-04-23 14.31.42
今読み返してみたらシーグフリードが「長身」とはどこにも書いてなかった!


そして、わたしのなかのシーグフリードは精力的で頭脳明晰、新しいことが大好き。そして外見は長身細身で、ちょっとめかしこむとまるで貴族のような威厳で周りを圧倒する雰囲気を発する。そして非常にモテるので自分から女の人を追いかける必要はない超絶イケメン、ということになっています。(なっています。というか、実際に本文中にそういう描写が出てくるのです)

トリスタンは、若いくせに悠々と達観しているような呑気な性格で、無邪気に生きることを楽しんでいるのはいいことだけど早く獣医の資格取らないと兄さんに説教されちまうぞーというボンクラ怠け者のイメージです。女の子にモテることに対しても自分の欲求に素直に行動する、というところも可愛らしい若者という感じ。

でも映画の俳優さんの外見がちょっと、というかだいぶ違いましたー!(トリスタンが無駄にイケメンでシーグフリードがおっさんだった!ヘリオット先生は優しそうで、すごく( ・∀・)イイ!!)

まあそれはそれで。と思いつつ、やっぱりわたしのなかのシーグフリードは超絶イケメンのままです。


独身3人男がスケルデイル館で繰り広げるエピソードはいくつかありますが、第四章がとても好きです。

朗読 Dr.ヘリオットのおかしな体験 第四章 - YouTube

というわけで、知れば知るほどおもしろポイントや疑問が出てきてしまってものすごく興奮します。

だって、これだもの!!!

なお、アルフ・ワイトが獣医を開業していた建物(ヘリオット・サーガではスケルデール・ハウス)は、今ではヘリオット先生を記念した博物館、"The World Of James Herriot"となっています。

この博物館は1930年代から1940年代の獣医の生活を再現したものになっており、ヘリオット先生を知らない人でも楽しめるし、知っている人なら感激のあまり卒倒してしまうような素晴らしい内容です。(余談ですが、英国はさすがに博物学の先達の国で、どの博物館も陳列や紹介の仕方が実に面白く、見ていて飽きません。入場料は高くても十分元の取れるものが多いと思います。)

James Herriot より引用





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