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旧 なんかのたまご

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愛の習練 エーリッヒ・フロム「愛するということ」

変な夢をみて、飛び起きました。夢の中で起きて遅刻!と焦って、その覚醒は夢の中の覚醒で、もう一度ほんとうに目が覚める、というのはたまーにあります。

たいていは、日常生活で忙しくて気持ちに余裕が無いか、何かに熱中しすぎて頭にカッカと血がのぼっている時。

少々、交感神経が優位になりすぎている模様。

今日仕事から帰って来たら普段よりも贅沢な入浴剤でゆっくり湯船でくつろいで、その後春菊を豆乳でクラッシュした謎ドリンクでも飲んで坐禅でも組んで瞑想してから寝るか、などと思っています。



人間は原則的に苦いものを好まないため、春菊の苦味成分であるアルカロイド類は体がそれを異物としてとらえ、腸を動かして排出しようとする。腸が動くように指令を出すのが副交感神経であり、交感神経が優位すぎてカッカしている時に自律神経のバランスを取るために時々生で摂取すると良い。だそうです。 instagram katarinax


そうそう、ところで読んだのですよ。エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を、やっと最後まで読み終えました。

先日は ランボー怒りの朗読なんて言っていましたが、なんだかんだ言ってあれくらい感情が動かされているぐらいでないとなかなか一冊の本を真剣に読むということには取り組めないです。わたしは以前から、寂しいとか虚しいとかいう感情から逃れるために活字を目で追うことが目的化していた時期が長かったため、なおさらです。

【過去記事】もはや逃避の手段ではない活字 - なんかのたまご 2013/03/25 Mon. 19:44

音読したのも、ただ字を目で追うことで目の前のことから意識をそらし、時間を埋めようとしてしまう自分の長年のクセを変えたいというのが、ひとつの動機でもありました。



エーリッヒ・フロム 「愛するということ」 - YouTube 再生リスト


フロムは、愛は技術であると言い切っています。冒頭のほうで。

そして、愛の理論について過去の哲学者や心理学者の言葉を引用しつつ、部分的にはここが誤りである、だとか、この部分はおそらくこうであろう、などといった言い回しで、論を展開しているのですが、これがまた論理的で、ん?とひっかかったりいまいち理解できない部分もありますが、だいたいにおいてはたしかにそのとおりだと思うような内容の本でした。

自由からの逃走」という本も有名ですが、フロムの書いていることを読んでいると論理的に、明快に、気持よく講義する先生の授業に出席しているような気持ちになって楽しいです。

先日も書きましたが、もっと若い時に出会いたかった一冊だ、と思います。

そして音読などしているうちに、こちらの頭のなかではその理論に対する反論や疑問もたくさん出てきます。それについてあとからじっくり考えるのも楽しい。そうやって考えたり行動に移したりすること自体が楽しい。


2014-02-17 03.19.14
おもすれー


愛の習練について、フロムはいくつかのことをあげています。

原書のタイトルは、 The Art of Loving = 「愛の技術」, 2002/8/21
By まちゃ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 愛するということ (単行本)
この本の原書のタイトルを直訳すると、「愛の技術」。フロムは、愛が、たとえばパン作りのように、鍛錬によって身に付けるべき技術である、と説く。だから、他の技術と同様、理論が存在するし、継続的な努力と鍛錬が必要だし、逆に正しい理論に基づいて正しく継続的に鍛錬を積めば身に付けられるものだ、とする。
鈴木大拙とも親交のあったフロムは、現代人が愛する技術を鍛えるために真っ先にやることとして、「一人でじっとしていられること」を挙げているのが興味深い。

「愛することのできる対象」を追い求めてばかりいてはだめで、自分が「愛するに足る成熟した人間かどうか」を考えなければならないんですね。目が開かれる思いです。現代社会を生きる人すべてにお勧め。 愛するということ
 カスタマーレビューより



このまちゃさんというかたのアマゾンレビューが決め手になってわたしは「愛するということ」を購入したのです。このレビューを読まなかったら絶対買わなかったでしょうね。だってタイトルが「愛するということ」って、なにそれ興味ないわーわたし愛とか苦手だしーって思っていたはずです。

そして、かなり後ろの方に出てきたですよ、この「一人でじっとしていられること」。

そして、自分の体の状態、心の状態にもっと敏感になること。

これは、わたしもまったくそのとおりだと思います。

フロムのおすすめは、まず第一に瞑想(タバコも吸わず、本も読まず、ラジオも聴かず、ただ静かにひとりで座っていること。頭のなかに浮かぶ想念にあまり注意を向けないで、目の前に白いスクリーンを想像してただ静かに自分の存在に集中するみたいな)。

これ、昨日やってみました。

難しいですーーー!!

わたしは瞑想みたいなことは好きなのですが、いままでは音声(ポール・マッケンナの本についてくる付録CDとか、YouTubeにアップされているリラクゼーション音楽とか、最近ハマっているヘミシンク音源とか、ニコ動で見つけたヒプノセラピーの音声とか)の補助を借りることがほとんどで、イヤホンなどをつけないでただ座っているというのはやったことが無いのです。坐禅、みたいなことも本格的にやったことはありません。

結果、5分保ちませんでした。

びっくりしました。


2014-02-15 14.18.34
ただ、真っ白いゆきのように


そうそう、愛の習練でフロムが挙げている技術の習得に必要なことについて、書き留めておきます。


1.「規律」

「気分が乗っている」ときだけやるのでは、楽しい趣味ぐらいにはなるかもしれないが、そんなやり方では技術を習得することは出来ない、と。

2.「集中」

現代人はまとまりを欠いた散漫な生活をしている。誰もが同時にたくさんのことをしている。本を読み、ラジオを聞き、おしゃべりをし、タバコを吸い、食事をし、酒を飲む。ひとりでいられない。このことは集中するということの欠如を如実にあらわしている、と。

3.「忍耐」

性急に結果をもとめないこと。現代人はなにごとも素早くやらなければ気が済まない。ところがそうやって余った時間になにをしているかというとただ時間を潰すことしかできない。

そしてもうひとつ。

技術の習得に最大の関心を抱くこと。これが必要条件のひとつである、と言っています。


さらに具体的な習練、という段になって強調されているのは、

「外から押し付けられた規則かなにかのように規律の習練を積むのではなく、規律が自分自身の意志の表現となり、楽しいと感じられ、ある種の行動に少しずつ慣れていき、ついにはそれをやめると物足りなくなると感じられること」

ひとりでじっとしていられること。

くだらない話をする「ゾンビのようなひと」(肉体は生きているが魂は死んでいるような、自分の頭で考えようとせずどこかで聴いたような意見を口にする)ような相手とは距離を置くか、答えないか、率直に人間的な態度で対応すること。

他人との関係において意識を集中させること。相手の話を真剣に受け止めること。

いまここで、全身で、現在を生きること。

手近にある理屈に飛びついて安易に合理化しないこと。

自分の身体にたいする感受性、心の状態にたいするアンテナを敏感にしておくこと。


こんな感じのことです。


2014-02-15 13.43.50
食べるときは食べること”だけ”に集中


フロムは資本主義社会という制度自体を、このままでは崩壊する、と感じていたようで、何度もそのことについて言及しています。そして、ひとつの対象を愛するということは、世界全体に対する自分の精神態度を決定する意志、みたいな表現をしていて、とても興味深いです。

もうひとつ印象深かったのは「自己愛」についての部分。

自己愛と利己主義はぜんぜん違うもので、むしろ正反対であると言い切っています。自分を愛していないのなら他人を愛しているわけがないし、誰かに対してあなたを愛しているといえるのなら、自分のことも愛しているはずだと。

ここはとても得心のいく部分でした。

「わたしは、自分を愛している」心からそう思えるようになりたい。

そうなるためにはまず、ひとりで立っていられること。

父性愛も母性愛も「外」に求めるのではなくて自分で自分を満たしてあげられるようになること。

そうして初めて夫や隣人や社会生活のなかですれ違うひとびとや、世界そのものに対する自分の態度を決定出来るようになるのだろうと思います。

まずは、真っ先に挙げられているひとりでじっとしていること、っていうのを試してみます。

昨日は5分でギブアップしましたが、目指すところはひとまず10分かな?

【関連】
グレートヒューマニティー偉大なる人間性 2013年開始からの変化 その2 - なんかのたまご 2014/02/01 Sat. 06:52


愛するということ
by カエレバ
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