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旧 なんかのたまご

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もはや逃避の手段ではない活字

本を音読していて気づいたことがあります。

子供の頃からわたしにとって読書は、現実逃避の手段でした。でも、いまはもうそうではないということです。


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活字むさぼり~生きられればいい~♪


風景描写が理解できなかったし、文章を読んで自分の頭のなかで映像として想起したり想像することがとても苦手でしたので、そういう地の文はななめ読みすることが多かったです。共感能力も経験も少ないので、登場人物の心理についても特に深く考えるでもなく、へぇ~と思って流すみたいな読み方です。だから、読後、そのことについて掘り下げることや、自分の身に引き寄せてあれこれ考えたり、ということに興味を持ったこともありませんでした。

というかそういう精神活動があること自体を知らなかった。

でも、音読するとそういうわけにはいかないのでここ半年ほどのあいだ音読するのを続けていたら、そこに記されている言葉の意味、見たことのない建物、草花、色の名前、などなど、それはいったいどういうものなの?と調べるようになりました。

知らないことがいかに多いか、ということに気づくと同時に、自分自身が経験できない人生や、自分とまったく違った性格の登場人物の気持ちを疑似体験するということも、ああ、こういうことかとやっと実感しました。


小説以外の書籍についても同様で、音読すると著者がどのような意図や熱意をもってこれを書いているのかということが、黙読よりも深く実感されるような気がします。そして、書いてある内容に関しても、それはどのような根拠があってそう書いているのか?関連書籍を読むとしたらどれを読めば良いのか?反対の意見や視点の違う捉え方の書籍はないものか?みたいなことを思いながら読むことが増えました。


2013-03-23 18.21.24
なにかと話題のこれとか


空虚さや暇を埋めるために目で活字を追っていたわたしにとっての「読書」という行為が、別の意味を持ったような、そんな不思議な気持ちです。

本を捨てまくって初めてこういう風になったということも、面白いと思います。

最近読んだ中で一番笑ったのは、第二次世界大戦前のイギリス軍、初頭訓練部隊に所属している獣医さんが、臨月の奥さんに会いに行ったら子供が生まれていた、という場面です。

そして、最近読んだ中でハッとしたのは、じのんさんという方の小説です。「濡れ烏」シリーズの続きを献本いたします、ということでpdfをいただいたので、冒頭一の部分のみ朗読しました。これは、つい最近朗読したのですが、なんとも言い表せない不思議な気持ちになったのです。やっぱりわたしは今まで目で字を追うことだけしていたんだ、ということをこれほど強烈に感じたことはありませんでした。

これに関してはまた別の機会に書きます。


2013-03-25 19.29.42
濡れ烏シリーズ「海辺のブドリ」


一番笑った、と書いたほうの獣医さんの小説は、初見では笑いが止まらなくて困りました。でも、後半はホロッとするのです。

Dr.ヘリオットのおかしな体験 という、先日も記事に書いた一冊ですが、この著者の人柄なのでしょうね。わたしには、ある意味音読セラピー、読書セラピーみたいな効果がありました。


朗読 Dr.ヘリオットのおかしな体験 第三章 - YouTube


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